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神宮司 一誠(かまくら桜の会会員)
春先の気温と桜の開花理論
ソメイヨシノの開花は、春先の気温に大きく支配され、暖かい年は早く、寒い年は遅く咲きます。しかしもうひとつの条件として、冬に一定の低温にさらされないと桜の花芽は休眠からの目覚めが悪く、順調な開花ができないということがあります。このため、九州などでは暖冬の年には返って開花が遅くなることがあります。気象庁は、このような桜の「開花理論」を踏まえ、冬の期間の低温の程度と春先の気温の推移(それまでの実績とその後の予報)を統計的に分析しながら、開花の予想を発表しています。
しかし、日本の大部分の地域では、今のところは冬の間にこの休眠からの目覚めに必要な低温を十分に受けられるため、単に春先の気温だけを追跡しても、「統計的現象」と してはかなり正確に開花日を予想することができます。具体的には、例えばソメイヨシノの場合には、 2月1日を起点とした積算平均気温の推移を数年分グラフに描き、
今年のグラフの傾向が過去のどの年と似ているかを見たり、気象庁が発表する今後の気温の予想を見たりしながら、グラフの傾向線がどの方向に向かうかを検討すればおよそ何時ごろの開花になるかが予想できます。 これが私の楽しみ
「統計的現象」に基づく予想」

私は、3年前に「桜前線研究所」というホームページを開設し、それ以来、今の季節になると、このようは方法で毎日積算気温を追跡しながら全国の 50ヵ所余りの都市を対象に桜の開花予想をしています。これが私の楽しみとなっています。

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